脳の感覚を目覚めさせる・脳の柔軟化

http://earthcitizen.jp/blog/blog/%E8%84%B3%E6%95%99%E8%82%B2%EF%BC%95%E6%AE%B5%E9%9A%8E/%E8%84%B3%E6%95%99%E8%82%B2-%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%AE%B5%E9%9A%8E-%E3%80%90%E8%84%B3%E3%81%AE%E8%A6%9A%E9%86%92%E5%8C%96%E3%80%91/ 【脳の覚醒化】より

実に多くの人々が、自分の感情の広がりや身体で起きていることに意識を向けることなく、大きな痛みになるまで普通に生活を送ります。人々の感覚はそうした状態下で、外部で起きることにも鈍くなり、知らずに良い機会を逃し、また諸々のアクシデントを潜在的に引き起こしやすくなって、少なくとも心ゆくまで人生を楽しむことができないようになりがちです。

ですが結果としての苦痛は、しばしば体内で何が起きているのか、詳細に注意を向けるためのモーニングコール、目覚ましのベルの働きをします。大丈夫だろうという思い込みに気づき、健康で豊かな人生を送ることに悪影響を及ぼしている肉体的なストレスや緊張、または感情を抱え込んでいることを認識させようとします。

また、心をこの瞬間へと取り戻させ、自分に何か良くない影響を与えている周囲の状況によりハッキリ気付くための感覚を高めるでしょう。

偉大な気付きと共に、チェンジのための能力がやってきます。

でも、気付きを高めようとして、苦痛が起きるまで待つ必要はありません。動くこと、集中すること、呼吸することを通して、心と身体の内的な働きがハッキリ分かるように脳の感覚を目覚めさせることができるからです。このプロセスで、心と身体をつなぐエネルギーの感覚に、脳が目覚めます。気とかプラナーなどと呼ばれることもあるエネルギー、体内の神経細胞内を走る電気エネルギーも含め、そのエネルギーを通して、私たちの脳は

身体とコミュニケートしますし、逆に身体が脳とコミュニケートします。体内のエネルギーの流れに気付き、それを確かに感じ、そしてエネルギーの流れをどのように操るのかまで学ぶとき、体と心に熟達したマスターになることができます。

エネルギーは、私たちの中を流れるだけでなく、人々のあいだや、場所とか物体でも同様です。すべてはエネルギーを通して繋がっています。エネルギーを感じる能力で、世界と自分自身の相互影響に関する新しい階層からの情報を得ます。

そうした情報で裏付けされて、良い人生のための良い選択ができます。

五感と、エネルギー感覚である第六感を目覚めさせることが、脳教育の第一段階【脳の覚醒化】です。

脳の感覚を目覚めさせる【脳の覚醒化】は、キーとなる三つの実践から成ります。

最初は、ヨガやピラティス、気功・格闘技などでよく見かける類のストレッチ・エクササイズです。体の各筋肉が深く伸びているポーズで活性化され、脳の対応する領域が目覚めて、筋肉運動の整合とバランスを改善します。こうした体の実践を感じることによって、体と脳が繋がっている時間を増やしていくと、脳は習慣的に自分の体を認識するように発展していきます。また自分の体を、よりしっかりコントロールする力を得ていきます。

二番目の実践は、瞑想的な訓練やヨガの一部でもあるダイナミックな体の姿勢と、それと合わせた呼吸法を含むものです。呼吸とは、自分でも部分的に管理できる生命の不可欠な機能で、心拍数など他の生命機能に影響を与えます。そして、ストレスに対する反応を自ら調整する能力を引き出してくれます。

慢性ストレスは、体内のエネルギーの流れと気付きを妨げてしまいます。また脳の機能、特に記憶力と知力を減退させます。様々な姿勢で自然に呼吸することは、脳細胞が使うための酸素量を増やすだけでなく、体にエネルギーを蓄えて循環させ、

【水昇火降】

の良い流れを作ります。エネルギーがよく流れるほど、体と心、そしてエネルギーをより良く感じることができるでしょう。

最後に、基本的なエネルギー瞑想があります。

【止感】です。呼吸のリズムによるエネルギーの流れとともに、手が動きます。この瞑想をしていると、心もハートもクリアになり、開いていき、そして拡がります。

感覚、思考、感情、身体感覚などの要素を含んだ脳の領域を、脳そのものの内に、よりはっきりと目覚めるようにしていくこと、それが脳の可能性を最大限にすることに向かう第一歩なのです。

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脳の主(あるじ)になろうとすると、自分のなかで、本当になりたい自分にさせない思考と感情に必ずぶつかります。

脳の柔軟化が体を柔軟にすることにも役立つことであり、この脳教育第三段階【脳の浄化】は、自分の感情を管理することの助けになるでしょう。誰にでも、感情があります。

感情は私たちの人生を豊かにし、直観を伝えます。

しかし私たちは、感情に巻き込まれ、感情が私たちの主(あるじ)になることもあります。【脳の浄化】で、自分の脳のコントロールを感情から取り戻すことが可能です。

ずっと人生を通して、無意識に確立してしまった感情的な層と気質があって、多くの人々は状況に対する感情的な反応を抑えられません。選択の余地も認識もなく、状況にすぐ反応してしまいます。

【脳の浄化】では、こうした感情的な習慣をはっきりとさせ、感情的苦痛やトラウマを手放し、感情的な層を引き剥がします。どんな先入観や心構えが否定的な感情を引き起こすのか、肯定的な感情への切り替えスイッチは何かを確認します。さらに、動揺、心配、怒りを自分で感じるとき、感情を静める技術を学びます。

こうした技術は、感情から心を切り離すためのものです。自ら選択した時間や空間で、価値観やトータルな目標に合う状況に反応するようにします。この練習をすることによって次第に、感情は単にどうやって自分を支配するかだけ、自分でその力を与えてしまっていることと、それで感情指数を上げ、感情的な習慣に明確な力を与えていたことに気付くようになります。ある意味では、脳の浄化とは、エネルギーの浄化と同じです。それは、

感情的なエネルギーを絶えず手放したり転換したりすることで、感情・心・体に何があるのか認識し、エネルギーを循環させ続けることでもあります。

エネルギーを流れさせることで、感情は、自らにしがみつくことなく循環します。感情を感じるけれど、抱えることにはなりません。感情が自分は誰なのかを定義するのではなく、強力な情報の一時的な現象に過ぎません。脳の浄化を要約すると、

1. 感情や雰囲気を認識していること。

2. 問題を起こす有害な感情を捨てること。

3. 長期の気質パターンを変える能力を高めること。

自分の気分を意識する

思考、感情や気分に絶えず注意を払いましょう。そのために、瞬間を捉えることが必要です。

一瞬一瞬、さまざまな状況にどう反応しているのか、その反応の背後にある先入観や思考、立ち位置はどんなものなのか。望んだ結果を生むために、どうしたら別の反応ができたか。

観察すればするほど、より詳細な内部の働きとその深さに気がつきます。そして、感情的な選択をどのようにしているのか、どうすれば別の感情を作りだせるのかを見るでしょう。

空気を逃がす

まるで溜まっているものが噴き出るかのように感じるとき、笑ったり歩いたり、呼吸のような単純な訓練で、緊張やストレスそして感情的なエネルギーを解放させましょう。臍の下、腹部の中央(下丹田)に意識を置いてこうした訓練をします。すると、すぐに活力がよみがえってきて楽に感じます。幸せや希望さえ感じるでしょう。

以下のエクササイズは、落ち込んでいるとき、猜疑心や絶望でどんどん深みに陥るようにさせる悩みや感情を手放すことに役立ちます。笑う訓練、歩くこと、呼吸すること、これらの訓練をなんであれ焦らずコツコツと定期的にすることは、未来の展望を前向きにし、ストレスと不安に耐える力を上げます。

ヘッド・タッピング

指先で頭部や顔をポンポンと叩きます(タップ)。頭部や顔の緊張をほぐすためです。特に、頭が熱いと感じるときにしてみてください。頭全体、こめかみと頭頂部は念入りにします。

顔は、顎、頬骨、眼の周りのような緊張しやすい場所を叩きます。特にストレスを感じていたり、感情的になっているのなら、他の部分、特に胸と腹部を手で叩くこともいいでしょう。他の部分を叩くときは、手のひら、または握りこぶしでやると、より効果的です。

つま先叩き

この運動は、体の感情的な緊張から自由になるのに良いでしょう。エネルギーを頭から体の下部まで降ろします。また、頭が何か心配でいっぱいなとき、不眠症への効果的な予防策となります。

1. 仰向けになり、足を揃えます。2014072405

2. 両手を下腹部(下丹田)に置きます。

3. 足首を直角にして、踵をつけます。

4. 足の親指を軽く合わせて、次に足の小指が

床に付くように広げ、また親指で叩きます。

5. できるだけ速く繰り返します。

6. 100回からスタートし、だんだんと回数を増やしていきます。

脳呼吸

この運動は、否定的な感情を、明るくポジティブな感情と入れ替えるのに役立ちます。

1. 目を閉じ、楽な姿勢で座って、手を膝に置きます。

2. 何回か深呼吸をして、体と心をリラックスさせます。

3. 頭のてっぺんから胸へ、そして下丹田に流れるエネルギーを感じます。

4. 頭のてっぺんに集中します。

5. 鼻から息を吸い込むように、頭のてっぺんから頭全体を回り、

脳から否定的な感情エネルギーを取り除くエネルギーの流れを想像します。

6. 口から静かに音を出しながら息を吐きます。

吐く息とともに、体から濁った否定的エネルギーが出て行くと想像します。

7. ゆっくり息を吸ったり吐いたりしながら、明るい光が広がり、

暗闇が消えていくのを想像します。

8. リフレッシュした感じ、前向きな感じがしたら、三回深く呼吸して、

目を開けます。

9. 手を暖かくなるまでこすりあわせ、その手で頭と顔を優しくマッサージします。

幸せな感情習慣をつくる

瞑想や呼吸の時間がとれないときであっても、

積極性や信じる力の習慣を育てていくために、日常生活で脳の浄化をしてください。すると、特別頑張ることなく幸せな気分を保つことが、すぐにできるようになるでしょう。・人生がまったく上手くいかないと感じるとき、最も幸せだった記憶を思い返しましょう。

・誰かに何か聞かれる前に手を差し出すとか、素敵な言葉を言えるように、自分の枠から出ましょう。

・驚きと感謝の感覚で見ることで、自分の回りの美しさを探しましょう。

・助けあう繋がりを持つために、人々と毎日会話しましょう。

・少なくとも1日に1回は、すべての感覚を使ってこの瞬間に生きましょう。

・本当に感謝する、少なくとも10の物事を数えだし、祝福しましょう。

脳の浄化の技術をコツコツと訓練していくことは、否定的感情のある記憶と、もはや使わない情報を

片付けることになっていきます。自分の感情をコントロールする力を得て、幸せは行動を通していつでもどこでも創り出せると分かるでしょう。

そのプロセス全体が、脳に新しいエネルギーのチャンネル与え、人生がもたらす新しい快活さや喜びを楽しむことになるでしょう。心は解き放たれ、心のより高い目的 ― 愛、同情、創造力、健康、新しい発見、そしてヒーリングを求めていくようになります。

コズミックホリステック医療・教育企画