過去世ってあるのでしょうか?

テーマの原因(土台)を探る年齢遡行は 受胎以前、過去世にまでさかのぼることがあります。セッションで扱う過去世について私たちは以下のように考えています。 


私たちの身体を作る細胞には遺伝情報の継承と発現を担うDNAが存在することは誰もが知るところです。

人類の祖先をずーっと遡って行くと限られた人数の共通祖先に行きつくこともよく知られた事実です。

また すべての存在(身体)を形作る元素・エネルギーは 絶えず循環し続けています。 

以上の3点からDNAの遺伝情報には 集合無意識の情報が眠っていると考えられます。

DNAの遺伝情報に 集合無意識の情報が眠っていると考えれば 歴史上の一人の人物を 過去世とする人が沢山現れるという不思議なことも大納得できます。

マリーアントワネットを過去世とする人に数人出会ったことがあります。

その一人に占い師の女性がいます。

彼女は占い師としての誇りを抱きながら、占いを続けることの恐怖を訴えます。

セラピー場面で出てきた彼女の過去世記憶は「魔女狩りに会って死刑になった魔女」と「マリーアントワネット」でした。

古代農耕民の集落では 天体を占うものが長になり、王になったといわれています。

王家は占い師の家系であるとも言えます。

無限にある集合無意識の情報の中から 「占い師としての葛藤を抱いている現在」が 観る必要のある情報として 共鳴したもの・引き寄せたものが「マリーアントワネットという過去世」でした。

現在の私がいて、その私は色々な思考体系を持っています。

自分を制約する思考体系の中から不適切な信じ込みをクリァリングしようとするときそのような信じ込みを持つようになった(限定された)過去世の自分が浮上してくることになります。

「過去世、マリーアントワネットであった」事実はどうでもよく、今の自分を癒す情報として 集合無意識の情報から選んだものが「マリーアントワネットという過去世」だという意味です。

ブッダが言ったように、「今のあなたはかつてのあなたであり、未来のあなたは今のあなた」です。

パドマサンバヴァも同じく言っています。

「過去世の自分を知りたければ、今の自分の状態を見ることだ。来世の自分を知りたければ、今の自分の行ないを見ることだ」。

ですから現在を癒せば過去が癒され、未来も癒される

ことになります。

「今ここ」を大事にしませんか