https://news.yahoo.co.jp/articles/42127b0e5fac51918f634c5edf71a9a3bc4dc5fb 【いじめを受けた子どもに、親と教師が言ってはいけない「3つのNGワード」】より
いじめ、不登校、保護者との軋轢、長時間労働、新型コロナの影響……。教育現場で起きているさまざまな問題に処方箋を与えてくれるのは、著書『いい教師の条件』を上梓した諸富祥彦氏だ。なかでも親や教師が全力で取り組むべきなのは、いじめの問題だろう。いじめられた子をケアする際に注意すべきことは何か? われわれが心得ておくべき、「いじめを受けた子どもに言ってはいけないNGワード」を3つ、挙げてもらった。
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まずは学校を休ませよう
どのようにしていじめられた子を守っていけばよいのでしょうか?
いじめの問題が深刻であれば保護者と話し合って、一時的に学校を休ませてもよいでしょう。いじめた子(加害者)がいる教室にいじめられた子を通わせるのは、たとえて言えば、レイプの加害者がいるのと同じ職場にレイプの被害者を通い続けさせるのと同じことです。とんでもない残酷なことです。いじめられた子どもの話をよく聞いてあげてください。つらい顔をしている子には、「泣いてもいいんだよ」と、ひとこと言ってあげてください。
すると、どっと涙を流して語ってくれる子もいるでしょう。
注意してほしいのは、教師であれ、親であれ、いじめられた子どもに対して、次の3つの言葉は決して言わないことです。子どもの心の傷をより深くする危険があるからです。
子どもを追い込む3つの言葉
いじめられた子へのNGワード(1) 「あなたにも悪いところがあるでしょう」
この世界に「悪いところ(短所)がひとつもない人間」など、ひとりも存在しません。また、短所があるからといってそれがいじめられていい理由にはなりません。
たとえば、発達上の偏りがあり、共感性や協調性が低い子がほかの子がいやがることを言ってしまう場合があります。
クラスでひとつのこと(例:大縄跳びの練習)を苦労の末に成し遂げてみなで「ヤッター!」と喜んでいるときに、協調性の低いその子は、「なんでこんなことでうれしいの?」「ワケわかんない」などと言ってしまうのです。それで不快感を覚えた子どもたちが、この子を排除しようとし始めることはしばしばあります。
そんなとき教師としては、「あなたにも悪いところがあるでしょう」と言ってしまいがちです(保護者も、いじめられたわが子に言ってしまうかもしれません)。
しかし、この言葉は子どもを追い込みます。
「この人に助けを求めてもむだだ」と思わせます。
その子の短所(発達の偏りゆえの、共感性を欠いた発言)をいじめの問題と結びつけて叱るのはやめましょう。
「この先生は、私の悪いところしか見ていない」
「この先生は、私を信じてくれない」
そう感じた子どもは、教師に心を閉ざすだけでしょう。
「強くなれ」は禁句
いじめられた子へのNGワード(2) 「あなたが気にしなければいいでしょう」
「やられたことなど気にしなければいい」 「気にしないでやり過ごしたらいい」
そんな思いで多くの教師や保護者は子どもにそう言います。しかし、子どもがせっかく勇気を出していじめられていることを相談したのに、教師や親にこう返されては、子どもは絶望してしまいます。 気にせずにはいられないからこそ、相談しているのです。
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いじめられた子へのNGワード(3) 「あなたがもっと強くなればいいのよ」
「指導好き」の教師が発してしまいがちな言葉です。しかし、強くなれないからこそ、苦しんでいるのですし、相談したのです。いじめられている子どもは、自信を失い自己肯定感が低くなっています。「どうせ僕(私)なんか……」と、なげやりな気持ちになっています。
そのときに、これら3つの言葉を教師や親から投げつけられると、子どもはさらに追い込まれてしまいます。
大切なのは、教師や親が「あなたは悪くない」「悪いのはいじめている人だ」……そうはっきりと言ってあげることです。この一言を強く伝えることが、子どもの心を救うのです。
諸富 祥彦(心理学者)
コメント (464件 より)
実際に担任に教員室に呼び出され言われたのだが
「教室の雰囲気が悪くなるのでイジメられるな」とw
社会の仕組みを学んだ気がします。
小学校入学から中学卒業までずっとイジメを受けていたが、私が原因てイジメが始まった訳ではなく小学校に入って親が再婚し苗字が変わったことで始まったイジメが、兄の事でのイジメに変わった。先生に相談したが、お前が悪い!と、理由も原因も聞かずに即答で言われそれからは誰にも相談しなくなった。何も調べず、イジメられた子にお前が悪い!とは言ってはいけない、下手すれば自殺する。私も自殺を考えた側だから。
その一言を伝えた後の事が重要。
これだけでは何も解決しない。
寄り添うだけなら誰でもできる。
どうやって両者を正しい方向に着陸させるか?そこが難しい。
これでは解決になっていない。
いじめられる側のサポートも大事だけど、いじめる側の教育に力を入れたほうがいい。だっていじめるってどう考えたって心に問題があるでしょう?
別記事で以前見たけど、日本では虐められた側にばかり焦点を当てがちだけど、アメリカではイジメの加害者の方をカウンセリング受けさせたりするみたいだね。
だってそうだよね、どんな理由があっても人を虐めていい理由なんてないし、そういう行動をとってしまう事自体が問題だもんね。
小学校から中学生までイジメられたけど
親と先生に相談できなかった
したらもっとひどい事されるじゃないかと
それでも学校は、休まなかった
休んだら自分が負けたって思っちゃたから
親とか先生に言っても解決しないケースが多いから
被害者でなく【加害者を休ませて】欲しい。。。
より心のケアが必要なのは、他者の痛みを理解できない加害者側。
非のない被害者がその場を離れて、なんで加害者が普通に勉強して部活して青春してんのか。
被害者本人が学校という場所自体に嫌悪感を抱いていたり、いじめかどうか曖昧な場合は難しいだろうけど。
「あいつらさえいなければ普通に学校に通いたい!」って気持ちのある被害者に対して、さも優しい提案かのように「逃げても、休んでもいいんだよ」は失礼な気がする。
学校ではないが、ラジオ番組で中高生が対象の生放送の番組で、女の子の学校に行きたくないというお悩み相談で、レギュラー出演の芸人の見取り図がNGワード(1)の「あなたにも悪いところがあるでしょう」「最後に喝!」と言って唖然とした
それから、彼らが嫌いになりました
たぶんいじめとか経験したことない、楽しい学校生活を送らはったんやろね
これ全部言われました。
どうせあんたが悪かったんでしょみたいなことも。
こういう経験から、親とか教師という人は信じてないし、子を持つことにいい感情もありません。小学生の時点で、大人になっても親と教師だけは絶対にならないと決めていて今もそれを通しています。
あとこれは親の立場の人に気をつけてほしいんですが、いじめ被害者に妹や弟がいる場合「兄(姉)のくせに」泣いて恥ずかしくないのかとか、下の子に示しがつかないとか言わないであげてほしいです。
それを言っておいて、その子が親に不信感を持ったときに「親を信用しないなんて」と怒るのは更に追い詰めるし精神を病みます。
先に生まれたから何があっても耐えろなんて理不尽だし人権侵害です。
イジメは担任教師の初動で解決出来ると聞く。
キチンと向き合って毅然と対応できる奴ならいいがほとんどは面倒だから見て見ぬふり、ひどいのになるとイジメ側に加担してたりするからな。
エブリデー☆晩酌 | 6時間前
原因がいじめられた子にあるというのは絶対禁句でしょ。私も虐められたことが有るが、そんな事を一番近い存在で守ってくれる親が言ったら絶対に信用無くすし一気に余計に悲しくなったと思う。
虐められた原因があったかどうかなんて関係ない。いじめる方が悪なのは絶対。
あと、一番心強かったのは虐めをされてる事をもう隠しきれずに親に伝えたその次の日に親は会社を休んで校長先生と担任と話し合いの場をもち、話し合ってくれた。その日中にいじめた側の親に担任から話し、虐めた中心人物と私は話し合って解決。
親は子を守るもんだ。
内容が薄すぎる。特に教師や学校、上司などの側の卑怯なNGセリフは
「どうしてほしい?」
「今話してくれたことを相手に言っていい?(問題にしてもいい?)」
的な、訴えてきた側に対応を決めさせること。思いきって勇気を出して訴えてきたのは、どうにかしてほしいから訴えてきてるわけで、そんな返しをされたら、たいていの場合は、恐怖や不安や、事を荒立ててほしくない気持ちが勝って、「いや、いいです‥‥」となる。対応しない理由を引き出すためのセリフ。ある種の圧力。
もう1つは
「でも、悪い子(人)ではないんだけどね」
と加害者をかばおうとするセリフ。それを言われると、人間誰しもいい面も悪い面もあるのだから
「それはそうなんですけどね‥‥」となる。いい面を出してきて悪い面を霞ませ、なんならチャラにさせようとする、卑怯なやり方。悪い面は悪い面として、指導・矯正・問題解決していかないと
加害者も被害者も、何かしら抱えているはず。あかんもんはあかん、被害者に非はない、で良いとしても、その後こそ大切では?
発達に偏りのある被害者なら、場面ごとの振る舞いを教えないと、別のところでまた同じような目に遭いかねない。
加害者も、自身の攻撃性や弱さを見つめてコントロールさせないと、同じようなことをしかねないし、孤立したらやられる側にもなりかねない。
今をしのぐ声かけとしては正解だと思うが、その先を乗り越える力を身に付けさせるにはもう少し足りないと思う。
イジメの加害者側って口が上手いし仲間を作る力も長けている。周りで見ている人達も自分はやられたくないから見て見ぬふりや加勢してしまうし学生時代の狭い世界の中ではなかなか逃げ場もなく助けてくれる人が居ない状況だと本当に辛いと思う。
娘が都内の某私立高校の部活で、先輩より上手いことを妬まれ、部長を中心に無視やわざと教えない、嫌がらせなどのパワハラを受けました。部長が先導で、周りを巻き込み、「いじめ」にならないよう、じわじわとやるんです。娘は居場所がなく、たまりかね、顧問に相談したら、コロナで先輩もストレス溜まっているんだ、と言ったそうです。娘はその顧問に絶望し、誰にも助けてもらえないなら退部しかないと退部を決心しました。いじめられていると認識するような被害者になったのは、初めでで、毎日胸が締め付けられる思いです。いじめられても、誰も助けてくれないし、子供には逃げる場所なんてないということを実感しました。言ってはいけないワードとかの記事書くなら、大人は、いじめを未然に防ぐよう努力すべきだし、いじめたら停学や内申が悪くなるなど、罰を与えるべき。それから簡単に、逃げていいんだよ、などと、言うべきじゃない。逃げる場所はない。
この記事のように、まず気持ちに寄り添ってあげることが解決の第一歩だと思います。
そこを見られないというか、解決することだけに注目している先生やおうちの方が多いと感じます。
私は習い事の先生をしていますが、レッスンの前に生徒さんに今週の楽しいこととそうじゃなかったことなど聞いています。
聞かなくても、聞いてよ!と話しだすお子さんもいます。
否定的な言葉は絶対に返しません。
周りにいる大人として何か力になりたいと思っています。
「その後の解決策が大事」っていうのは同意するけど、そこばかり支持してこの記事に書いてあることを軽視するのは良くないよ。どちらかしか出来ない事じゃないよね。
解決策や対応を一人で考えられる年齢の子ばかりではあるまいし。
私は幼稚園のときからいじめに遭っていたが、「お前が悪い」の一辺倒で育てられた。今では自分の意見も表現できるし、うまい解決策を考えることもできるけど、「お前が悪いからでしょ」がその力を得る助けになったとは思わないね。
味方になってあげてから、解決策や反省点を一緒に考えてあげる。それでいいじゃん。
味方になるのプロセスが無かったので、当時私の世界には敵しかいなかったよ。
私も学生の頃は虐められていました。意を決して親に打ち明けたところ、「お前が弱いからいじめなんかにあうんだ」と言われました。そこで悟りました。この人達に話したところで何もしてくれない。血の繋がった親であっても結局の所他人事なんだと。
それ以来、父親とはどこか他人行儀な関係となりました。別にいいけど、それがあったから今強く生きていられるのかも。強くというか、他人に頼らない、頼れない人間になりました。
私は母親に「なんであんたはそんなにいじめられるんだ」って泣かれたことがあります。
そんなのこっちが聞きたいし、泣きたいのはこっちでした。
大人になって母親を俯瞰して見るようになってから、こんな人間に育てられて信じて言うこと聞いて発言行動してたら、周りは疎ましいだろうなとしみじみ思うようになりました。
本人の資質ももちろんあるけど、親は子供に原因を突きつけるだけでなく自分の育てかたに問題がないか振り返って欲しい。
小学校5年から6年まで放課後遊ぶ友達もいたし、一緒に休み時間に過ごせる子もいた。でも、私をからかう一定の子(クラスのリーダー格の男女数人)がとても嫌いだった。担任の先生も、気づいてた。でも何もしなかった。担任は他校から新任してきたばかりで、前の学校とよく比べる先生だった。今でもその先生だけは、とてもよく覚えてるけど、いい思い出なんて1ミリもない。
親にはとても学校であった嫌なことは相談できなかった。心配かけたくなかったから。
後から、母親に聞いた話だと、親からの評判はものすごく悪かったらしい。
いま、自分が親になって、子供達が小学生になった時、昔より生きづらい世の中になってしまってるからこそ、どのように接したらいいのか、とても考えさせられる。
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