木蔦 Ivy

https://pianix.exblog.jp/4562022/  【キヅタ(木蔦)】より

 キヅタ(木蔦)は、ウコギ科キヅタ属の常緑低木です。日本、朝鮮に分布します。日本では、北海道南部、本州、四国、九州、沖縄に分布する在来種です。名の由来は、木本の蔦であることから。別名のフユヅタ(冬蔦)は、冬にも常緑である事から。

 ウコギ科(Araliaceae Juss. (1789))は、温帯から熱帯にかけて約50属700種が分布します。キヅタ属(Hedera L. (1753))は、ヨーロッパ、北アフリカ、アジアに分布します。日本には1属1種が自生します。

 茎から気根を出し、地表を這ったり樹木に付着して登ります。葉は互生します。光沢がある革質で全縁、長さ3~6cm、幅2~4cmの楕円形から菱状卵形で先端は鋭頭。若い枝に付く葉は、掌状に浅く3~5裂することもあり、形状の違いがあります。葉柄の長さ2~5cm。葉の付け根には黄褐色の鱗片毛があります。

 花期は、10月から12月頃。散形の花序を出し、10~13個の両生花を付けます。雄性先熟。花径は4~5mm、花被片は5枚で黄緑色。雄しべは5本。同じ長さの花柄が放射状に出るので、花序は半球状に見えます。果実は核果です。紫黒色の球状で、径6~8mmです。種子は5個あり、扁球形で径約5mm。染色体数は、2n=48。

 キヅタは、属名のヘデラ(Hedera)や、アイビ(Ivy)ーの呼び方があります。キヅタは日本に自生し、白覆輪の種類は栽培もされます。ヨーロッパに自生する種類のセイヨウキヅタ(西洋木蔦)Hedera helix L. は、英名がイングリッシュアイビー(English ivy)で、葉に黄色の中斑が入るゴールデンハート、白覆輪のグレーシア、白散斑のゴールドダストが主要な品種です。

 北アフリカのカナリー産であるカナリーキヅタHedera canariensis Willd. は、和名オカメヅタで、観葉植物として世界的に栽培され、コルシカ産のコルシカキヅタHedera colchica (C.Koch) C.Kochは大葉の種類です。どの品種も丈夫で、挿し木で容易に繁殖できます。


https://www.accespourtous.org/hanakotoba/h075.html 【アイビー(ヘデラ)の花言葉とは?意味や由来、種類、英語名の花言葉もご紹介!】 より

アイビー(ヘデラ)の花言葉と由来

アイビーはウコギ科キヅタ属の植物で、和名は『西洋木蔦(セイヨウキヅタ)』、別名『イングリッシュアイビー』『ヘデラ』とも呼ばれています。

原産地はヨーロッパ・北アフリカ・西アジアで、観葉植物として多くの方に愛されています。アイビーの花をご存知でしょうか。「アイビーは花を咲かせない」と思っている方は多いかもしれませんね。アイビーが花を咲かせるのは秋で、花色は黄緑色。ただし、花が咲いてもあまり目立つことはありません。

それでは、そんなアイビーの花言葉をご紹介していきましょう。

アイビーの花言葉

・永遠の愛・友情・不滅・結婚・誠実などがあります。

アイビーの花言葉の由来

アイビーはほかの木や石肌などにつかまるようにして生育します。

花言葉の『永遠の愛』『友情』『結婚』は、生育する様子に由来して付けられた花言葉で、他者との繋がりが強いことを意味しています。

ちなみに、別名『ヘデラ』はラテン語の「haerere」に由来しており、「haerere」の意味“しがみつく”が語源となっています。

アイビー(ヘデラ)の特徴

アイビーは、観葉植物として人気の高い品種です。

葉は、緑色に白い斑で縁取られており、品種によっては斑のないものや、黄色い斑のものもあります。

また、葉の形は品種によってハート型・星型・丸型などがあり、中にはカール型もあります。

サイズは大きなものも小さなものもあり、飾る場所によって選ぶことが可能です。

ですから様々な品種を楽しみやすい植物でもありますし、シーンに合わせやすいアイテムでもあると言えるでしょう。

アイビーはつる性植物で、上記でもお話ししましたが、つかまる木や石などが必要です。

大変丈夫で強いため、外でも問題なく越冬することができます。

地植えにした場合は家の壁に沿ってつかまりますので、外壁を覆うこともあるでしょう。

また、水耕栽培で育てることもできますので、ビンやビーカーなどで水挿しにするとオシャレなインテリアとしても使うことができます。

非常に育てやすいので、初心者の方にもおすすめです。

【英語名】アイビー(ヘデラ)の花言葉

アイビーは英名が『English ivy』『Common ivy』『Ivy』などで、学名は『Hedera helix』と言います。

英語の花言葉

『friendship(フレンドシップ)』意味は「友情」『fidelity(フィデリティ―)』意味は「忠実・貞節」『marriage(マリッジ)』意味は「結婚」『wedded love(ウェディドゥラブ)』意味は「夫婦愛」などがあります。

アイビー(ヘデラ)の種類

アイビーには様々な種類があり、その数実に500種類とも言われています。

日本にあるのは100種類ほどで、非常に多くの方に好まれています。

100均ショップでも求めることができ、ホームセンターでも安価で購入することができます。

ヘデラ・へリックス・グレイシャー

白い斑が入った葉が特徴で、寒くなると葉の色が多少くすみますが、春になったら施肥することで鮮やかな緑色に戻ります。

直線的に枝を伸ばす品種です。

ヘデラ・へリックス・グリミー

冬には葉は黒くなる品種で、5㎝ほどの葉は光沢があります。

一般的なアイビーは寒くなる前に施肥することで変色することを防止できますが、グリミーは施肥しても黒くなります。

寒さが厳しくなるほどに色は深くなりますが、夏には鮮やかな緑色に戻ります。

ヘデラ・へリックス・グリーン・フェザー

葉の形は丸みを帯びており、クローバーによく似ています。

原産地はアメリカで、アイビーとしてはクローバー型の品種の先駆けとされています。

ヘデラ・へリックス・シャムロック

3裂に別れた葉が特長的な品種で、クローバー型に分類されます。

日本でも人気があり、非常に多く出回っています。

シャムロックから品種改良されて生まれた品種は多く、数十種類もあると言われています。

濃い緑色の葉は白色の葉脈が美しく、白色と緑色のコントラストが楽しめる品種です。

ヘデラ・へリックス・ピッツバーグ

暑さにも寒さにも強く、アメリカ原産のアイビーとしては大変人気が高い品種です。

葉と葉が狭い間隔で生えており、枝分かれが多いのが特徴です。

生長が早く、地面を覆うためのグラウンドカバーとして植えられることが多いようです。

インテリアとしては、様々な形を作れるトピアリーとしてオシャレに楽しむことができるでしょう。

アイビー(ヘデラ)の季節や開花時期

アイビーは初秋から冬にかけて花を咲かせます。

あまり目立たない花ですので、花を咲かせることを知らないという方も多いのではないでしょうか。

開花時期は9月~12月、ただし花屋やホームセンターには1年中出回っています。

暑さにも寒さにも乾燥にも強く、さらに日陰でも育つことができますので、あまり手がかかりません。

他の植物との寄せ植えもしやすく、丈夫で育てやすいため、初心者にもおすすめできる植物です。

鉢植えにして部屋に飾ったり、吊り鉢やへゴ柱仕立てなどで楽しむこともできますし、寒さに強いため地植えにして外で育てることが可能です。

アイビー(ヘデラ)の誕生花

アイビーが誕生花となっている月日は下記の通りとなっています。

・1月21日

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