いのちの正体とは?

Facebook・草場一壽 (Kazuhisa Kusaba OFFICIAL)さん投稿記事

壽花(花咲く)還暦記念制作に寄せて●「枯れ木に花を咲かせましょう・・・」いのちの正体とは?

はなさかじいさん

むかしむかし、ある山里に心優しい老夫婦が住んでいました。そして隣には、欲張りで乱暴な老夫婦が住んでいました。

あるとき、優しい夫婦は傷ついた子犬を見つけて連れ帰ると、わが子のように大切に育てることにしました。

ある日のことです。犬は畑の土を掘りながら「ここ掘れワンワン」。

驚いたおじいさんが犬に従い畑を掘ると、大判・小判がざっくざく。それを見ていた欲張り爺さんは、犬を連れ去ります。

「ここ掘れワンワン」。指し示した場所から出てきたのは、期待はずれのガラクタばかり。怒りのあまり欲張り爺さんは、犬を殺してしまいました。

悲しみにくれる夫婦は、死んだ犬を引き取って庭に埋めて墓をつくり、雨風から墓を守るため、傍らに木を植えました。木は短い年月で大木に成長し、すると夢に犬が現れてその木を伐り倒して臼と杵を作るようにと言います。

お爺さんが言葉どおりに臼と杵を作り、それで餅をつくと、またまた金銀財宝があらわれました。それを知った隣の老夫婦は再び臼を借り受けるものの、出てくるのは今度もガラクタばかり。

怒りのあま斧で臼と杵を打ち割って薪にして燃やしてしまいました。

優しい老夫婦は灰を返してもらって大事に供養しようとしたところ、再び犬が夢に出てきて、桜の枯れ木に灰を撒いてほしいと頼むのです。

その言葉に従ったところ桜の花が満開になり・・・・

さて。ポチ(犬)はいったいどこに行ったのでしょう。

ポチと呼ばれていた「いのち」とは、いったいなんでしょうか。

いっときポチであった存在が、大木を育て(大木となり)、また、大木は臼と杵に姿を変え、臼と杵が灰に変わったあと、満開の桜となって・・・。

いのちは形を変えながらいのちを継いでいます。次のいのちをより大きく咲かせているのです。不思議な力、不思議な働き・・・。

●いのちを信じる

所詮、死んでいく「いのち」。いずれ「灰」になる「いのち」・・・そうでしょうか。

消えていく、滅していくという、肉体のことをいまいちど、考えてみましょう。

私たちの身体はおよそ10の23乗個の原子でできています。死んで火葬され灰となると、灰にふくまれた原子はときとともに気流に乗って、地球全体!にひろがっていきます。

そうして地球全体に広がった「わたし」を、だれかが呼吸にして取り込みます。

同じように、私たちも生きている間に、だれか(無数の!)のからだを(かたちは変わっても)必ず取り込んでいるのです。

さようなら。

別れをつげたはずの「わたし」が、見知らぬ国の見知らぬ人々の中に生きていく・・・。

「死」とは、そもそも、なんでしょうか。私たちが作り出したひとつの考え方かもしれません。手に余るものとして、私たちは「死」と名付けましたが、見方(意識)を変えれば、根源から「いのち」への考え方も変わってきます。

●魂を助けるのが肉体のお役目

お話にあるように、一人(花咲爺さん)は優しく、愛にあふれ、もうひとり(意地悪爺さん)は、心が狭く身勝手であるというとき、どちらが「進化」した人間でしょう。

私たちが、「人間の進化」というとき、それは愛の方向を指し示しています。魂です。

肉体は魂の器である。

あるいは・・・肉体は魂の楽器である。

ただ「魂」を介してのみ成長することができます。そのために、魂を具現化できるように、見えない「魂」を見えるものとして助けるために、肉体が与えられました。

肉体は有限です。いつかは、滅する宿命にあります。逆説的ですが、肉体が有限であることによって、魂は永遠なものとなります。肉体があるがゆえの苦しみが、魂を成長させ、わたしたちの「いのち」の働きに気づかせてくれます。制約である、束縛であるはずのものを、超えるものとして生まれてきたことに・・・。

人間がこの世界の頂点に立っているという思いは、ちっぽけなおごりです。わたしというものの存在を考えたとき、時空を何十億年もさかのぼらねばなりません。宇宙開闢からここまで累々と続いてきたいのちの歴史の、ひとつの結び目なのですから。

不思議のいのちの大きな世界に生かされている。その世界には有限も無限もありません。循環があり、働きがあり、お役目があるだけです。

私が生きているのではない。いのちが生きているのです。

 見知らぬ人に会いたいと思う。遠い国に思いを寄せる。

風の声に耳を澄ませ、花びらにそっと触れる。星のまたたきに心ときめく。そして、世界に「優しくあれ」と願う。

みんな、みんな、いのちの働きによるのです。

●どんな現実を創造したいですか?

魂の具現化のために肉体を与えられた私たちはどの瞬間にも、私たちは「選択」を迫られています。人生は、選択の積み重ねです。調和の達成へ平安な世の中へと向かうのか、不和や破壊の道へと進むのか。すべては魂の選択です。

どんな現実を創造したいのですか?

どんな世界を夢見ていますか?

愛と思いやりに満ちた世界は、幻の桃源郷ではありません。私たちは、いのちを働かせ、魂を成長させることで、未来につなぐ理想の国を創ることができる存在です。

愛と思いやりの世界を望むなら、私自身が、愛と思いやりの人になることです。世界は、そんなシンプルな仕組みで成り立っています。

さあ、枯れ木に花を咲かせましょう

Facebook・ごとう 孝二さん投稿記事「好きなことをするのが人生成功の秘訣」

【水木しげる】(漫画家)

好きの力を信じる。好きなことをやるのは当たり前。だって、その方が頑張れるもの。

人は自分の好きなことをやる。そのために人は生まれてきたのだ。

好きなことならコツコツ努力することもつらくはない。楽しみながら、いつの間にか何かをつかむこともできる。

だから、好きなことを見つけて、それを一生、やっていってほしい。

見つからないなんて言っていないで、とにかく必死で探すのだ。絶対に何かひとつはあるはずだ。

【やなせたかし】(アンパンマン漫画家)

若い人には、好きなことができる職業についてほしいと言いたい。

好きなことなら、少々労働条件が悪くても、つらいとは思わない。

絵を描くことが好きなら、画家や漫画家になるだけじゃなく、美術館で働くとか、絵本をつくるといった仕事もある。

スポーツが好きだけどプロでやれるほどではないなら、スポーツグッズ関係の会社で仕事をするとか、道はいろいろある。

そんな仕事を見つけてほしい。絶えず探し求め、探し続けていなければ、チャンスにはめぐり合えない。

失敗を恐れず、挑戦してみることだ

【五木寛之】(作家)

楽しいことは長続きする。好きなことは長続きする。気持ちのいいことは長続きする。

そうでないことは、どんなに強制されても結局は続かない。

【山本常朝】(江戸時代の武士)

人間の一生は誠にわずかの事なり。好いた事をして暮らすべきなり。

夢の間の世の中に、好かぬ事ばかりして、苦しみて暮らすは愚かな事なり。

【マーシャ・シネター】(米国心理学者)

自分が本当に好きなことをやりなさい。お金はついてきます。

【エジソン】(発明家)

好きな仕事をゆかいにやっていくことができれば、どんな苦労も楽しみとなる

【ビリー・ジョエル】(歌手)

君の好きなことを見つけ、それをするんだよ。好きなことをしないなんて、人生の浪費だよ。

【中島義道】(日本の哲学者)

仕事でいちばん大事なことは、何より好きなことをやることです。

やりたいことができるのは、お金や尊敬、地位を得るよりも、価値があることです。

【宮崎 学】(動物写真家)

好きなことをやれてさ、人生こんな幸せなものないぜ。みんな、自分の時間を金で買われているじゃない、世間は。俺は逆よ。時間を自分で買っているわけよ。

【本田 健】

好きなことには、魔法があります。それは人生を変える「魔法の杖」なのです。

一日五分でも、好きなこと、楽しいことをやってみましょう。そこから人生は飛躍的に変わっていきます。

【映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』より】

好きなことやりなさい。それが一番の親孝行だがね。

【中村 修二】(カリフォルニア大学教授、青色ダイオード開発者)

いちばん大切なことは、自分が好きな分野で、好きなことをやることです。

私はいろんな人を見てきましたが、成功している人というのは、好きなことをやっている人なんです。

好きなことをやっている人というのは、かなりの確率で成功している。

【孔子】(儒教創始者)

好きなことを仕事にすれば、一生働かなくてすむ。

【堀場 雅夫】(堀場製作所創業者)

スピードを上げ、限られた時間から価値を生もうとするなら、好きなことをしなければ。