「伊勢神宮ダビデの星」の真相

https://ameblo.jp/phenix753/entry-12300644602.html 【「伊勢神宮ダビデの星」の真相】より

「日ユ同祖論」の証拠としてよく利用されるこの灯篭は、伊勢神宮とは別の団体「伊勢三宮奉賛献灯会」が昭和30年に寄進したもので、伊勢神宮内ではなく、伊勢神宮の所有物でもありません。伊勢市議会では、東海地震対策として対震性がないことから、危険と判断され撤去を決め、2007年から新しい灯篭に交換作業をはじめ現在存在していないはずです。

一目で古代に制作されたものではないと解ります。「日ユ同祖論」は「英ユ同祖論」を下敷きにした?

以下、伊勢市HPよりコピー

https://web.archive.org/web/20071024092712/http://www.city.ise.mie.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1179374741060&SiteID=0

平成19年度第1回経営戦略会議 会議結果の概要

○開催日時

 平成19年4月23日(月)午後3時~午後5時

○開催場所

 本庁東庁舎4-2会議室

○出席者

 市長、副市長、会計管理者、総務部長、財務政策部長、生活部長、環境部長、健康福祉部長、産業部長、観光交通部長、都市整備部長、上下水道部長、二見総合支所長、小俣総合支所長、御薗総合支所長及び市立伊勢総合病院事務部長

○審議事項

 1 市内の国道等に設置されている灯ろうについて(その2)(観光交通部)

 2 伊勢市朝熊山麓公園芝生球技広場の整備について(財務政策部)

○報告事項

 1 マネジメント機能の強化について

【審議事項】

1 市内の国道等に設置されている灯ろうについて(その2)(観光交通部)

《審議概要》

・現在、御幸道路(JR伊勢市駅前から内宮に至るまでの県道及び国道23号)と市道(近鉄宇治山田駅前から御幸道路に接するまでの区間)の両側と、宇治浦田街路広場に石の灯ろうが建てられている。

・この灯ろうは、昭和30年(1955年)に設立された「伊勢三宮奉賛献灯会」という任意団体が、当時、伊勢神宮に奉献することを目的として、御幸道路と市道に三重県知事と伊勢市長の道路占用許可を得て建てたものであり、その後には、国道23号の拡幅工事等に伴って、一部が宇治浦田街路広場に移設されている。

・昭和39年(1964年)に「伊勢三宮奉賛献灯会」が解散した後は、灯ろうの所有者が明確でない状態となり、また、灯ろう自体の経年による劣化や耐震強度の点から安全性に問題があることから、東海地震等の発生が危惧されている今日においては、灯ろう問題の解決を図ることは、喫緊の課題となっている。

・こうした状況の中、社団法人神宮環境振興会から、三重県に対して、現在の灯ろうを撤去し、新たな灯ろうを設置したいとの申出がなされことを受け、国・三重県・市において、対応について、種々協議を重ねてきた。

・市においては、「灯ろうをどうするか」、「今後も、灯ろうはあった方がよいのかどうか」について、市民アンケートを実施して市民の意向を調査するとともに、市民、関係団体、有識者等による「伊勢市灯ろうに関する懇話会」を設置し、様々な観点から検討を行ってきた。

・市民アンケートでは、「今後も灯ろうがあった方がよい」と思う方が約62パーセント、「ない方がよい」と思う方が約21パーセントなどという結果となった。(対象者:20歳以上の市民1,000人、実施時期:平成18年11月~12月、回答件数440件、回収率44%)

・懇話会では、市民アンケートの結果も踏まえて検討した結果、今後も灯ろうのある風景は「伊勢らしい良好な風景」として残していくべきであり、その方法については、安全性の確保の観点等から現在のものを撤去し、更なる良好な景観を形成していくため、新たな灯ろうを設置することが適当であるとの結論となり、このほか、新たな灯ろうは、安全性の確保や「伊勢らしい良好な風景」の観点から、どのようなものが望ましいかなどを検討してきた。

・この間、新たな灯ろうの維持管理については、市内の公共的団体が行っていくことが望ましいとの考えから、新たな灯ろうについては、その設置後に、社団法人神宮環境振興会から社団法人伊勢市観光協会に引き継ぐことが両者の間で合意され、協定書が取り交わされている。

・この度、懇話会から検討結果が意見書としてとりまとめられたことから、懇話会の意見を踏まえて、灯ろう問題の解決を図っていく上での市の考え方(基本的な方針)について審議を行った。

・その主な内容は、次のとおりである。

(1)現在の灯ろうについては、安全性の確保から、これを撤去することとするが、灯ろうのある風景を残すことを望む声が多いという市民アンケートの結果や道路法の趣旨を考慮し、新たな灯ろうが「伊勢らしい良好な風景」を形成していく目的でもって建てられる場合には、良好な景観形成という公益性の観点から、これを認めることとする。

(2)現在のものの撤去及び新たな灯ろうの設置に当たっては、安全性の確保を最優先とし、現在のものの撤去を先に実施する。

(3)宇治浦田街路広場は、現在のものの撤去のみとし、新たな灯ろうの設置は認めない。

(4)新たな灯ろうの設置基数は、原則として、現在のものの基数を超えないこととする。

(5)新たな灯ろうのデザイン、設置間隔などや、明かりをつけることについては、懇話会の意見を参考に、安全性の確保、景観、明かり等の活用・実用的な観点、道路の利用、維持管理等、様々な観点から総合的に検討することを求める。

《主な意見等》

・灯ろうは、道路法において道路占用の許可対象物件として明確に定められていない。つまり、道路占用許可が与えられにくい物件であるといえる。それが道路上に数百本も建てられるということなら、なおさらである。したがって、設置目的には公益性が強く認められなければならないということになる。

・市の考えは、灯ろうを引き継ぐ観光協会に伝えることを予定している。今後、観光協会と神宮環境振興会との間で、現在のものの撤去や新たな灯ろうの設置について協議がなされることになるものと考えている。

・懇話会での議論の中で、灯ろうが建っていること自体、車がぶつかるなどの事故を心配する声があったが。

・新たな灯ろうが建つ位置が路側帯の側にくるのか、車道側にくるのか、難しいところだが、沿線の人達の不安を解消していくためにも、きちんと対応するべきである。

・歩道の幅、段差も含めて、道路の機能上からも、この際、検討すべき。道路を整備するには、灯ろうが建て替えられるこの機会がチャンスだと思う。

・市は、灯ろうの建替えについて、どこまで関与することになるのか?また、神宮環境振興会は、信頼できるのか?

・現在のものが建っている国道、県道、市道それぞれの本数を考え、三重県に主導的な立場に立ってもらっている。神宮環境振興会は、社団法人であり、その設立の認可は、三重県が行っている。この度、神宮環境振興会は、灯ろうの建替えを正式に法人の事業と位置付けるため、定款変更を申請し、三重県から認可されている。

・市民が灯ろうのある風景を残したいという意向を示している以上、市としては関わらざるを得ない。市としては、残してもらう以上、安全や景観について、きちんと担保がなされているものでなければならない。市としては、そういう取組が必要である。

・安全や景観について市が責任を持つべきものであるならば、新たな灯ろうについて、もう少し詳しく決めておかなくてよいか。

・道路法の趣旨からいえば、市としては、具体的な申請が出されていない段階で、こういう姿形でなければ許可できないとまではいうことはできない。また、法が定める許可基準以上のことを求めることは、道路法の守備範囲を超えることになる。現時点では、新たな灯ろうのデザインなどが検討されるに当たって、懇話会で出た意見などを参考に、安全性、景観、維持管理、道路の利用上など、様々な観点から総合的に検討していただくことを求めるものである。懇話会の意見や市の考えを伝えることにより、あまりかけ離れたものとはならないのではないかと考えている。ただ、実際に建てられる段階においては、道路占用許可申請の手続において、他の一般的な場合と同様であるが、道路管理者として、道路法に基づき協議をすることとなる。

・神宮環境振興会が灯ろうの建替えに当たって、寄附を募集することについては、現在のものが建てられた昭和30年の時のような「奉献」などと、紛らわしい、誤解を招くような言葉を使わないようにするべきだ。公の道路に建てられるものを「奉献」とはいわない。

・寄附募集の際には、国・県・市の関わりがあるなどと、誤解を招くような文言も入れないようにする必要がある。

コズミックホリステック医療・教育企画