https://cooshin.com/ikacho_1/ 【「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」厳選格言まとめ】 より
霊界参入の準備〜開悟
まじめな努力
「秘密知識の伝授を受けるには、それにふさわしい師を方々に探し求めなければならない、と多くの人が信じている。しかし大切なのは次の二点である。第一に、真剣になって超感覚的認識を求める人なら、自分を高次の秘密へ導いてくれる導師を見出すまで、どんな努力も、どんな障害もおそれてはいけないということ。第二には、認識への正しい、まじめな努力が存在するときには、どんな状況の下にあっても、伝授する側がその人を必ず見つけ出してくれるということである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p23
畏敬の念
「生まれつき畏敬の感情を持っている人、もしくは幸運にも教育によってこの感情を育てることができた人は、後に高次の認識への通路を求める時の用意がすでにかなりできているといえる。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p27
人格を高める
「あなたの求めるどんな認識内容も、あなたの知的財宝を蓄積するためのものなら、それはあなたを進むべき道からそらせる。しかしあなたの求める認識内容が人格を高貴にし世界を進化させるためのものであるなら、それは成熟への途上であなたを一歩前進させる」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p35
非難をせず、長所に目を向けよ
「誰かと出会い、その人の弱点を非難するとき、私は自分で自分の中の高次の認識能力を奪っている。愛をもってその人の長所に心を向けようと努めるとき、私はこの能力を貯える。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p29
内観
「神秘学徒は特定の時間の中だけでも、自分自身を他人であるかのように見做しうる能力を身につけなければならない。批評家の冷静さをもって、自分自身を観察しなければならない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p40~
役目を引き受ける
「(中略)おそらくこれまでの彼はいろいろな仕事に対して臆病な対し方をしてきた。”もっと私に能力があれば、思った通りの成果をあげることができたのに”という思いにとらわれてきた。今ではもはやこのような考え方ではなく、まったく別の立場から、”できるだけ上手に対処できるように、私のすべての力をこの仕事のために結集させたい”と思うようになる。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p43
真剣さ
「大切なのは特定の時間内にどのくらい進歩したかではなく、真剣に求めるということだけである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p45~
照応する宇宙
・「(中略)彼はどんな場合にも日々の仕事を遂行する義務から疎遠になったりはしない、ということである。なぜなら自分の為すべき行為、もつべき体験のどんなにわずかな部分といえども、広大無辺なる宇宙の諸事象と関連し合っていることを、彼は今、洞察するようになったのだから。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p49
Stop the mind!
「神秘学徒は特定の事象が何を意味しているか、あれこれ考えることに終始してしまってはならない(中略)事物が何を意味するかを思弁的な悟性の力で決定しようとしてはならない。事物そのものに語らせねばならない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p58
霊的認識
「霊界で方位を正しく定めるには、感情や思考が感覚界での机や椅子とまったく同じ現実的な事実なのだという意識を身につけなければならない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p59
社会生活を疎かにすべからず
「(中略)自分の生活環境や社会的義務が許す以上の時間と精力を修行に用いるべきではない。どんな人も、神秘修行のために、社会的な生活環境を一時的にせよ、変化させてはならない。真の成果を得ようとするなら、忍耐をもたねばならない。いつでも、始めてから数分後には行を中止して、静かに日々の仕事に励むことができなくてはならない。そして行についての思考内容が日々の仕事の中に少しでも混入してはならない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p71
進化への歩み
「多くの人は、神秘学の小道を歩み始めたばかりで、すぐに離れていく。それは自らの進歩の跡に気づけないからである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p73
「死」の有り様
「(中略)霊的観点からいえば、出生と死とは存在の一つの変化の相であるに過ぎない。ちょうど蕾から花への移行が、外的感覚の前で演じられる一つの変化にすぎないのと同じように。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p81)
善行を積むべし
「神秘学の真理に向かって汝の認識を一歩進めようとするなら、同時に善に向けて汝の性格を三歩進めねばならない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p83
沈黙を学ぶ
「汝の霊的体験については沈黙することを学べ」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p84)
勇気と大胆さ
「(中略)ふさわしい勇気と大胆さが霊界参入には特に必要なのである。この二つの徳性を発達させる機会を、神秘学徒はいたるところに探し求めねばならない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p87
異次元を一瞥する
「今日(霊界)参入を許された人は、(・・中略・・)はるかな未来に、まったく異なる状況の下で経験するような事柄を、この世で経験できたのである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p91
ためらわない
「すべての事柄において霊の呼びかけに応じる決意を速やかに固める。もはやどのような意味でも躊躇、疑惑などに費やす時間はない。ただの一分間だけ逡巡しても、ここではまだ成熟していないことの証明になる。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p103
紳士的態度とは?
「高次の真理内容について「沈黙を守る」ことではなく、むしろその真理内容を主張する正しい仕方、ふさわしい態度を経験的に知ることが大切なのである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p105
実践的観点
焦らない
『魂と霊の育成のために、私はどんな努力も惜しまない。しかし高次の存在たちが私のことを悟りを得るにふさわしいと見做してくれるまでは、全く静かに待ち続けるつもりだ。』(※秘儀参入者の心構えとして)
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p111
好奇心との決別
「個人的な知識欲を満足させるためにのみ知ろうと思う事柄については、可能な限り問うことをあきらめねばならない。自分の存在を関係させ、人類の進化に寄与することができる限りにおいてのみ、問うことが許される。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p113
秘儀参入の目的
「次のような言い方は何の役にも立ってくれない。『私は前世の生活を知りたい。その目的のためにこそ神秘学を学びたいのだ。』 むしろこのような願望をすべて捨て去り、しばらくは何も意図せずに学ぶことができなければならない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p114
他者の後押し
「私が他人と異なる意見もっているかどうかはどちらでもよい。大切なのは、私の方から何を付け加えたら、その人が自分で正しい事柄を見出せるようになれるか、ということだ。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p117
思いつきで動くな
「(中略)恣意的に高次の力を引き寄せようなどとは決して思うな。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p118)
神秘修行の諸条件
カルマの法則
「修行者は自分の思考と感情が世界に対して自分の行為と同じ意味をもつ、という立場に立てなければならない。誰かを憎むなら、すでにそれだけで、なぐるのと同じ被害をその人に与えている。このことが認識できるなら、私が自分自身を完成させようとする努力が、私ひとりのためではなく、世界のためでもある、という認識に到るであろう。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p129~
霊界参入が与える諸影響
霊媒に堕ちるな
「眼を見開いて自分の道を歩もうとしない人は、霊媒的な方向へ近づく。そうなると、自分を神秘学の意味での見者にすることができなくなる。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p139)
熟慮して発言する
「意味ある内容だけが神秘修行者の唇から流れてこなければならない。おしゃべりのためのおしゃべりは彼を修行の道から引き離す。思いつきで種々さまざまの話題を思い思いに語り合う通常の会話を神秘修行者は避けなければならない。とはいえ決して周囲の人とのつき合いを断つべきではない。人との交わりの中でこそ、自分の発言を意味あるものにしていかねばならない。どんな人とも語り合う。しかしその時には、すべての点において熟慮した上で発言する。決して根拠なしに語ったりしない。言葉が多すぎもせず、少なすぎもしないように語ろうと試みる。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p145)
自己顕示欲を捨てよ
「超感覚的世界を予感し始めたとき、人は好んでそれについて語りたがる。けれどもそのことによって人は進歩を妨げられる。そのような場合は語ることが少なければ少ない程良い。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p150)
不動心
「どんな苦しみや喜びに際しても、平静な気分を維持し続けようと努める。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p156
神秘修行の効用
「(中略)神秘修行に徹しようと思わぬ人、あるいは思ってもできない人にとっても、この行法は人生を益するところが多い。なぜならそれは、長い時間がかかるにせよ、魂の組織に必ず良い影響を及ぼすからである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p157
欲望のコントロール
「自分の情欲を抑圧する必要のある間は、神秘修行者として、まだしかるべき段階に来ているとはいえない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p163
現実と仮想
「すべて無常なものは比喩にすぎない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p174)
自己実現の本当の意味
「自分を完全なものにすることは決して利己心のあらわれではない。なぜなら不完全な人間は人類と世界の不完全なしもべでもあり、完全であればある程、その人は全体のためにより完全な奉仕をすることができるのだから。「薔薇が自分を美しく飾る時、庭園もまた美化される」という言葉はここにも当てはまる。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p177
無境界
「高次の認識にとって、内界は外界の一部分となる。ちょうど自分の周囲を鏡で囲まれた人が、自分の姿をあらゆる側面から、よく見ることができるように、高次の世界の中では人間の魂的本性が鏡像となって、その人間の前に立ち現われてくる。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p180)
自己反省を疎かにすべからず
「修行者が、霊的直観」を獲得する以前に、冷静な自己観察を通して、自分の性質をよく認識していたなら、自分の内面が外なる鏡像となって立ち現われてきたときにも、まともにそれと向かい合う勇気と力をもつことができるであろう。静かな自己反省を通して自分の内部に精通しようとしなかった人は、このような鏡像を己の姿であるとは認めたがらず、それを自分と異質な外的現実の一部分と見做すであろう。またはそのような根拠のない空想の産物であると思いこもうとするかも知れない。そのいずれの場合にも、人は未熟なまま、ある種の霊的開発に成功してしまったので、取り返しのつかぬ不幸な状態に陥っているのである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p181)
神秘修行者の夢に現れる変化
異次元での精神コントロール
「(中略)夢と覚醒状態との間の区別がますます少なくなっていく。夢見る修行者は、夢を見ている間も文字通り覚めている。すなわち彼は自分をその夢幻劇の演出家であり、監督であると感じているのである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p191
夢の修行
「星は明るい陽光の中では、知覚の対象になり得ない。同様に淡い霊的印象は、物質感覚の強烈な印象の前では、自己をあらわすことができない。しかし睡眠中、外的感覚の門が閉ざされると、この霊的印象が混乱した姿のまま輝きはじめる。・・」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p192
地に足をつける
「(中略)一瞬たりとも物質界の確実な地盤を失って、感覚的世界のなかで疎外感をもつようなことがあってはならない。夢想家や空想家であってはならない。修行者の高次の意識は物質生活を貧しくするのではなく、むしろ豊かにしなければならない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p193
意識の持続性の獲得
霊視>霊聴
「霊界にとっても見ることは聞くことよりも高い体験内容を示している。色彩は、この世界においても、音や言葉よりもより高次の存在である。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p204
心を見つめよ
「不安と焦燥はどんな場合にも悪い影響しか与えない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p205
神秘修行における人格の分裂
進化の先にあるもの
「人間が地上を変革しうるのは、霊界から探知し得た事柄を、地上に移しいれることによってである。この点にこそ、人間の使命がある。感覚的な地上世界は霊界に依存している。創造的諸力が隠されているあの世界に関与することによって初めて人間は地上で本当に有効な働きをすることができる。それゆえにこそ、霊界への参入を望むべきなのである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p217
境域の守護霊
観念を払拭する
「以前なら、燃えるような愛情や恐るべき嫌悪に襲われたであろうような事実を前にしても、今はまったく無感動なまま、その前に立つことができる。以前なら思わず熱中して行動に向かったであろうような思考内容を心中に抱いても、何もしないで、じっとしていること、ができる。
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p220
恐れ、不安を克服すべし
「調和を害うもの、不安と焦燥を魂のなかに持ち込むものはすべて避けなければならない。その際大切なことは、不安、焦燥を外的な意味で除去することよりも、むしろ魂の気分、意図、思考及び肉体の健康状態がそれによっておびやかされないように内的に努力することである。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p225
生と死 境域の大守護霊
民族魂とは?
「ある民族の魂がその民族に属する個々の人間を用いて、特定の仕事を成就させるということはまったく真実である。民族の魂は自己の意図を物質的な感覚世界で実現するために、個々の人間の肉体を道具として使用する。それは次元は違うが、あたかも建築家が建物の細部を仕上げるために、職人を使うのと共通している。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p236
実相世界は進化の場所
「自分の内なる本性は、目に見えるこの現実世界の中では、まだ不完全な形でしか形成されていないこと、その不完全さは同じこの世の現実の中でしか、完全にすることができないこと、・・」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p242
霊的修行の場所
「不可視の世界の中に生きるつもりなら、そのために必要な能力や手段を可視的な世界の中に求めねばならない。不可視の世界を意識化しうるための霊的洞察力、「高次の」世界のための視力は、「高次の」世界での諸体験を通してこそ、次第に形成されていく。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p243
「死」の本当の意味
「彼は、自分自身もまた、感覚世界に初めて生まれてくる以前は、ある超感覚的世界の一員であったことを知る。しかしこのかつての超感覚的世界は感覚世界への移行を必要とした。その世界はこの移行なしにはそれ以上発展しえなかったであろう。感覚的な領域の中で必要な能力を発展させえた存在があらわれたときはじめて、超感覚的世界もさらに前進する。そしてそのような存在こそが人間なのである。・・・死とは、かつての超感覚的世界がもはや自分自身によってはそれ以上前進できない地点にまで到達してしまったことの表現以外のなにものでもない。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p244~)
あとがき、解説
「今日では、時代そのものが霊学上の認識内容をかつてよりもはるかに広く普及させるべき意識段階に達している。」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p263)
「”一切の神秘修行の主要手段の一つは温和さ”にある。厳格であることは霊眼を目覚めさせるべき魂的構成体を彼の周囲から追い払う。温和であることは彼のために障害を取り除き、彼の器官を外へ向かって開かせる」
— 《いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか》p273
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