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【1株で1,000輪も咲く!? ひまわり】 より
植物名 ヒマワリ 品種名 サンビリーバブル ブラウンアイガール
栽培ストーリー(わたしの育て方レポート)
なんと1株で1,000輪も咲くというヒマワリ苗を最寄りのホムセンで発見! サンビリーバブル! もとい、アンビリーバブル!
で、ホントにそんなに咲くのか、いつまで咲くのか? どんな風に咲くのか? を自分で検証してみたい…! というわけで、そだレポです。
これとは別に、普通の分枝性品種のヒマワリを種子から育てて摘心でたくさん咲かせようとそだレポしているので、比較すると面白いかも?
※追記:
後日知りましたがこの品種、知る人ぞ知るあのガーデニングの世界大会RHSチェルシー・フラワーショウ(映画「フラワーショウ!」の舞台)で新品種コンテスト「プラント・オブ・ザ・イヤー2018」の3位を獲ったそうです。そんなにすごい品種だったとは!!
栽培開始:2019年05月30日
1.ラベルを確認しました
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり ラベルを確認しました
【2019年5月30日】
買ってきた時のポット苗に付いていたラベルです。「1,000輪咲き ヒマワリ」と書いてあります。本当に1,000輪咲いたらすごいけど…。
ちなみに国宝や重要文化財の「千手」観音像のほとんどは、実際には手が42本しかないそうですから、たくさん咲くことの比喩としての「1000輪咲き」でも別に文句を言うつもりはありません。(笑)
2.植え付けしました
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり 植え付けしました
【2019年5月30日】
まずは6号スリット鉢に植え付けました。いきなり大鉢には植えず、比較的乾きやすい6号程度の鉢でまず根を十分に張らせます(大鉢仕立ての園芸ワザの定石ですね)。
3.摘花しました
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり 摘花しました
【2019年6月1日】
いま咲いている花は全部摘んで、先に株の成長を優先させます。
摘んだ花はガラスのティーカップに活けてミニアレンジにしてみました。花のサイズが手頃で花茎に対して上向きに咲くので(表紙写真参照)、アレンジに使いやすいですね。
4.やっと定植しました
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり やっと定植しました
【2019年6月24日】
別のヒマワリそだレポにかまけていたら下葉が黄変してきたので慌てて10号鉢に定植しました。もとが6号スリット鉢なので根はそれほどひどく回ってはいませんでした。黄変の原因は肥料切れかな?
枯れた下葉は取り除いて株元の風通しをよくします。このときうっかり株元の芽を折らないように…。(←折りました)
ちなみに摘花で摘んだ花はこれまで6輪。先は長そうです。
5.比較しました
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり 比較しました
【2019年6月27日】
比較として、別そだレポで挑戦している“普通の分枝性ひまわりを摘心でたくさん咲かせよう”という企画で咲かせた鉢と並べてみました。
左端と中央の2鉢がそれで、計50輪ほどが同時に咲いています。右端が本そだレポ対象株で、現在3輪咲き。
…本当に1,000輪咲くのか、また心配になります。それに1,000輪といっても長い花期を通じてなので、同時には何輪咲くのでしょうね。
6.株は大きくなりました
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり 株は大きくなりました
【2019年7月12日】
前回から2週間。株は大きくなりましたが、現状1輪…。
ここまで全16輪咲いて15輪の花ガラ摘みをしました。あと984輪!(ホントに1,000輪咲く?)
でも蕾は大小30個以上あるし株自体は元気で病虫害もないようなので、今後に期待しましょう。
(なお当初参加していた“花チャレ”企画からはここでリタイアとします)
7.支柱を立てました
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり 支柱を立てました
【2019年7月28日】
前回から16日後。株がちょっと広がりすぎて、夕立や強風で枝が垂れたり折れたりするようになっています(画像上)。
そこで支柱を立てて紐でゆるく縛り、倒れにくくしておきました(画像下)。
現在17輪咲いていますが、支柱立ての際に花ガラ摘みを18個ほどしたので、前回の花ガラ摘み15輪と合わせてこれまでに計50輪ほど咲いたことになります。残り950輪、頑張れ!(?)
8.夏バテ気味?
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり 夏バテ気味?
【2019年8月22日】
前回から25日後。現在15輪が咲いています。また前回以降に60輪を花ガラ摘みしたので、前回までの花ガラ33輪と合わせて、これまでに108輪が咲いたことになります。
猛暑日続きで夏バテしたのか、全体的にやや元気なく下葉の枯れも目立ちます。枯れ葉は取り除き、固形リンカリ肥料を置き肥して、ハイポネックス液肥も規定量を与えておきました。
残り892輪、咲くでしょうか…?
9.秋の花
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり 秋の花
【2019年9月24日】
前回から約1ヶ月。現在30輪が咲いていて、前回から花ガラ102個を摘んだので、これまでに計225輪が咲いたことになります。あと775輪。
とはいえ葉には病斑(?)も目立ってきました。調べたところ、糸状菌による病気みたいなのですが、登録のある薬剤は近所では売ってない…。
なので薬に頼らず、斑点のひどい葉は摘んで活力剤と薄い液肥を与え、なんとか回復を待ちます。
10.まだまだ咲きそうでも
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり まだまだ咲きそうでも
【2019年10月20日】
前回から1ヶ月弱たち、気温が25℃を超えなくなりました。あれから花ガラを150個摘んで、今だいたい100輪ほどが咲いています。これまでに約450輪ほどが咲いたことになります。あと550輪!(でもまだ半分にも達していませんが…)
よく見ると異常に小さな花や奇形花も目立ってきました。肥料切れ? 温度不足? それとも老化?
緩効性の固形有機質肥料を追肥しておきます。
11.そろそろ終了?
1株で1,000輪も咲く!? ひまわり そろそろ終了?
【2019年11月09日】
最低気温が1桁になる日が増えてきました。前回から20日が経過、花数がぐっと少なくなって現在3輪が咲いています。前回以降に花ガラを80輪摘んだので、これまでに約433輪が咲いたことになります(前回より減っているのは前回の開花中の花数=約100輪というのがおよその目安で不正確だった為)。
一応まだ蕾はありますが、この草勢だとやはり1,000輪は厳しそうです。
12.結果(仮)
まだ最終結果とするには早いですが、気温低下と花の減り方からして先が見えてきたようなので、一旦結果をまとめておきます。
実際には、1,000輪咲きませんでした。500輪弱でした。
また花のピークは10月中旬の同時100輪、夏の間はせいぜい同時20輪咲きでした。
でも我が家は日照条件が「半日ひなた」ですし、それでもトータル400輪以上咲いたので、比喩としての“千輪咲き”でも十分でしょう。
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開花期
わたしの育て方
「栽培環境」
日当たり。我が家では隣家の建物の陰になって半日程度しか直射日光は当たりません。鉢植えなので日当たりを求めてたまに移動します。
「水やり」
基本は鉢土の表面が乾き始めたらたっぷり。育苗中はどちらかというと乾き気味にして根張りを促します。
「肥料」
規定量の元肥に、適宜追肥を1~2週に1回。この品種は花期が通常のヒマワリよりも長く多花性なので特に燐酸(P)分の肥料切れに気をつけます。
「病気と害虫」
予防と早期発見に努めて風通しよく管理します。アブラムシ、ハダニ、グンバイムシ、ウドンコ病に特に気をつけます。
「用土と鉢」
市販の草花用培養土。3号ポット→6号スリット鉢→10号鉢に順次鉢増しします。
「主な作業」
・花ガラ摘み
無花粉品種なので花ガラ摘みはしなくてもいいらしいのですが、生育初期と、見苦しくならない程度には摘みます。
・摘心
あえて摘心しないでそのまま育ててみます。
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