【メソポタミア神話(シュメール神話+バビロニア神話)と龍伝説】

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【メソポタミア神話(シュメール神話+バビロニア神話)と龍伝説】  より

龍伝説の源泉を辿ると最終的にシュメールに行き着くが、シュメール語で龍を「ウシュムガル(唯一の偉大な)」と呼び、シュメール人は「龍」を尊ぶ民族だった。

そして龍は、知恵を象徴する「蛇」でもあり、エデンの園で蛇がアダムとイブに「知恵の樹の実」を食べさせた事と同様に、大洪水後、シュメール人に知恵を授けて文明を開花させたのも「蛇」だった。

だが、都市ウルは「牛」の意味を持ち、ウル人は「牛族」と呼ばれている。

シュメール王国は、牛族に乗っ取られていたのだろうか。

そうではない。シュメール神話は世界中の神話の源泉だが、ザックリ見ていこう。

アヌンナキ(五十柱の神々)の最高神は、神々の王「アン」である。

次に、アンの長男で、地球の支配神となった「エンリル」がいるが、エンリルは「牡牛神」とされている。

もう1神、アンの息子で「エンキ」がいるが、エンキも地球(海)の支配神となった。

エンリルは後に、神々の怒りを買って黄泉の国に追放されたが、「ルシファー」や「スサノオ」の天界追放神話に似ている。

そして「ルシファー(龍)=スサノオ(牛)」、または「国常立尊(龍)=スサノオ(牛)」で、象徴する色は共に「赤」である。

つまり、「龍=牛」という事になってしまうのだ。

そして、エンリルは地球(海)の支配神だったが、スサノオも地上(海)を治めるように命じられている。

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エンキは「蛇」で象徴されているが、次のようにも語っている。

「宇宙の父である私の父が、宇宙で私を生んだ。

私は牡牛座によって産まれた創造力豊かな子孫である」

エンキは「蛇」であり「牛」でもあるのだ。

もう1神、シュメールの主要な神で「ニンフルサグ」という地母神が蛇女神とされているが、ニンは鳥で、フルサグ(ウルサグ)は「牛頭」を意味する。

シュメールのレリーフには、7つの枝の木を中央とし、右に牡牛神「ハル」、左に蛇神「キ」を刻んだ粘土版が存在する。

シュメール人は「龍神」と「牛神」を信仰する民族だったのだ。

そして、シュメールがアッカドの支配を受けてバビロニア神話「エヌマ・エリシュ」が成立したが、当然それはシュメール神話を受け継いだものである。

バビロニアはメソポタミア南部(南半分のシュメールと北半分のアッカドがあった地域)に位置し、首都バビロンの主神「マルドゥク」を信仰していた王国である。

原存在のアプスー(深淵の淡水)と龍の姿をした女神ティアマト(海の塩水)が混合し、そこから様々な神々が誕生したが、若い神々の騒がしさが原因で、二分して対立する事となった。

旧世代の神「ティアマト」は、七俣の大蛇や毒蛇、サソリ尾の龍などの怪物を作り出し、息子キングーを司令官とした。

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一方、新世代の神々は、エア(シュメール神話のエンキ)の子「マルドゥク」を将とし、マルドゥクは弓矢と三叉戟でティアマトを討ち、その遺体を二分して天地を創造した。

彼はキングーから神権の象徴である「天命のタブレット」を奪い、最高神アヌ(シュメール神話のアン)に献上し、キングーを処刑した。

マルドゥクは「太陽神ウトゥの子牛」の意で、牡牛神と考えられている。

マルドゥクが授けられた武器は嵐と雷で、インドラやポセイドンと同様に、稲妻の象徴である三叉戟を持つ。

この神話は新年祭の王権更新の儀式で詠唱され、神権の交代を表わしている。

つまり、旧勢力である「ティアマト=龍」は、新勢力である「マルドゥク=牡牛」に対立する悪神で、退治されるべきものだとされているのだ。

ティアマトを「シュメール」、マルドゥクを「アッカド」に置き換えると、どうだろうか。

そして、シュメールやバビロニアが栄えたこのメソポタミア地方こそ、「龍と牡牛の戦い」の起源だというのが定説となっている。

メソポタミア神話は、ヒッタイト、インド、エジプト、ギリシアなど、世界の神話に受け継がれる事になるが、そこから先には更なるミステリアスな迷宮が待ち構えているのだ。

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この記事へのコメント

マルデック(Maldek/かつて火星と木星の間にあったとされる惑星。別名マルドューク)は、かつて惑星でしたが、今はアステロイド・ベルト(小惑星帯)になっていて、マルデックの住人は核戦争を起こし、彼らのネガティブな波動が影響し、最終的には彗星や小惑星の衝突によって惑星の破壊という事態を招いてしまいました。

マルデックの前にはティアマット(Tiamat)という惑星がありました。 本@バシャール 須藤元気 より。

http://zen-ichi.jugem.jp/?eid=406  マルデックの核爆発

この話を聞いたのは、今から約38年前のことです。それは私が20歳前後の大学生であった時の事で、高校の時の恩師の宅に、私が伺った時のことでした。

「中村君、火星と木星の間に、アステロイド帯と呼ばれる無数の小惑星があるんだよね。昔は一つの星であったらしいのだが、どうも、その星が、核爆発によって、完全に分解してしまったらしんだ。その痕跡が、無数に散らばった小惑星帯らしいね」

「・・・・・」

私は、尊敬する恩師の言葉を、全く信じることができませんでした。なぜならば、いくら核爆発が凄いと言っても、一つの星を完全にバラバラにするような事はあり得ないと、私は思ったからです。

そして、その不思議な話を聞いたこともすっかり忘れたまま、38年の歳月が過ぎてしまったのです。

2012年の夏、神田の書店で、一冊の本をパラパラっとめくっていると、ある一行が、突然、私の目に飛び込んできました。

「太陽系は、水星、金星、地球、火星、木星があって、さらにマルデックという木星の衛星がありました。・・・でも、マルデックは爆発してしまいました。今、マルデックの残骸は、小惑星帯になっています」

「こ、こ、これは先生が言っていたことと、全く同じじゃないか!」

それ以上、その本の中身を見ることもしないままに、すぐにその本を私は購入しました。そして帰宅後、さっそく、私はその本を読み始めました。

その本には、驚くべきことが書かれていたのです。

「マルデックは、マルデックに住んでいる人達によって、破壊されました。マルデック人は、素粒子を変化させて、時間と空間の間、時空に裂け目を造ろうとしたのです」

「マルデック人が、原子構造を変化させる実験をした時に、その実験で、星そのものが、一瞬で破壊されました。たぶん、物質に起きた裂け目から、外側のものが、いきなり全部、内側に入って来たわけです。それが凝縮して、熱を造り出し、外側に向かって大爆発を起こしたのです」

「原子爆弾は、一つの原子構造を分離するという形で造ったわけで、原子構造を無理やり破壊したわけではありませんでした。マルデックでは、一つの原子構造にフォーカスしたのではなく、そのスペクトルの全部の原子を破壊したわけです。一個ではなく、全部だったので、星全部が爆発してしまったのです」

「マルデックの爆発は、火星の大気を全部、吹き飛ばしました」

「もし、マルデックが木星の向こう側にあったなら、おそらく、火星には人が住んでいたと思うのですが、マルデックが爆発したために、火星の大気は完全に蒸発してしまいました」

「ガピーン!」

私は衝撃を受けました。そして、すっかり忘れていた38年前の記憶が甦ってきたのです。

約2億600年前に、マルデックが核爆発によって消滅したなんて!しかも、その時の爆発によって、火星人が火星に住めなくなったなんて、信じられる事ができるだろうか!その後、マルデック人と火星人は、地球に移住することを決めたと書かれているのです。魂を持った現在の人間は、約600万年前に出現したと言うのです。

そして秘められた宇宙の歴史というものを私は感じながら、考えていました。

魂存在としての人間の出現は、確かに、約600~700万年前からでしょう。なぜならば、そのころから、類人猿とは別に、人間にだけ転生システムが始まったと、私は聞いていたからです。

「カイロ」には、有名なギザの三大ピラミッドがありますが、この「カイロ」とは、現地語で「火星」という意味です。火星にも、多くのピラミッドや、スフィンクスのような「人面石」がありますが、火星から地球に移住してきた人々が、故郷の火星のことを思い出して、それらを創った可能性が非常にあるのです。

現在、まだ私は研究中の為、多くの事について書くことはできませんが、ここで今、一番、私が伝えたいことは、次の三つです。

1 核というもの、又は、核の実験というものは、最終的に、一つの星さえも、完全に破壊し、粉々に飛散してしまうものであるということです。また、その大爆発によって、他の惑星の全ての大気を蒸発させ、吹き飛ばすことになり、他の惑星を完全な死の惑星に変えてしまう、という事です。

2 もちろん、そこには大量に発生する放射能の問題もあります。結果的に、二つの惑星の住民が、違う惑星に移住しなければならなくなり、宇宙移民と、宇宙植民化計画が始まることになってしまう、という事です。

3 それは過去のマルデックだけの問題ではなく、現在の地球に対する警告でもある、という事です。


https://lifeskills.amebaownd.com/posts/3842038 【僕らは時空の旅人ーギザ大ピラミッドの中へ入る。】

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